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はじめに
「保険は掛け捨て、必要最低限の保障で十分」という意見がある一方で、「貯蓄型保険を利用した方が良い」と考える人もいます。
本記事では、貯蓄型保険の実態と掛け捨て保険との比較を通じて、どちらがより効率的なのかを詳しく掘り下げます。
貯蓄型保険の概要と問題点
貯蓄型保険の魅力
貯蓄型保険は、将来の大きな資金需要に備えることができる点が最大の魅力です。
老後の生活資金や子どもの教育費など、特定の目的資金として積み立てが可能です。
また、死亡保障を含むため、万が一の時に家族を守る手段ともなり得ます。
問題点
しかし、多くの貯蓄型保険には以下のような問題があります:
- 高額な手数料: 管理手数料や売買手数料が高く、これらが積み重なることで実質的なリターンが大きく圧迫されます。
- 為替リスク: 特に外貨建ての貯蓄型保険は、為替の変動により元本割れのリスクが伴います。
- 解約時の損失: 中途解約すると解約返戻金が低く設定されており、想定したよりも少ない金額しか戻らない場合が多いです。
掛け捨て保険のメリット
掛け捨て保険は、支払った保険料が戻ってこない代わりに、その保険料が非常に低く抑えられます。この節約された保険料を別の投資に回すことができるため、結果的に財産を増やすことが可能です。
例えば、月々節約された金額をNISA口座での積立投資に利用することで、長期的に見てより高いリターンを期待できます。
投資戦略としての掛け捨て保険
貯蓄型保険と掛け捨て保険の経済的比較
具体的に、貯蓄型保険と掛け捨て保険の経済的な影響を比較してみましょう。
例えば、年間で12万円の保険料がかかる貯蓄型保険と、年間6万円の掛け捨て保険を考えます。この差額6万円を年利5%で投資した場合、30年後には約236万円の利益が期待できます。
(元本180万円と合わせると約416万円の資産形成に。)
※金融庁HP資産運用シミュレーションより:
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
一方、貯蓄型保険は年利1%を切る商品がほとんどで、0.3~0.5%ほどでしょうか。仮に年間12万円を年利0.5%で30年間運用した場合、30年後の運用収益は約28万円で元本と合わせても388万円となります。
ちなみに全世界株式インデックスファンドの過去30年の利回りは8.7%です。年利5%での30年間運用というのは、決して、上振れ期待をしたシミュレーションではないということが言えます。むしろ、現況からは低めの見積り積算の為、もっと増えている可能性があります。
このように、掛け捨て保険と賢い投資戦略を組み合わせることで、より多くのリターンを得ることができるのです。
NISA口座を活用した賢い投資
また、NISA口座を活用することで、税制優遇を受けながら投資を行うことができます。特に、長期的な視点で株式や投資信託に投資する場合、NISA口座は非常に有効です。掛け捨て保険と組み合わせることで、より効率的な資金の増やし方が可能になります。
結論
貯蓄型保険が提供する安心感や利便性は魅力的ですが、そのコストとリターンを考慮すると、掛け捨て保険と積立投資の組み合わせの方が長期的に見て費用対効果が高いことがわかります。各自のライフスタイルや将来の計画に応じて、最適な保険選択を行うことが重要です。
保険と投資を切り離して考えることで、より賢明な資産管理が可能になります。
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